新潟で『大脱走』を見た後
新幹線で東京に戻りその足で新宿に向かい
KERA MAP 『砂の上の植物群』を見に行きました。
KERA MAPとは劇作家のケラリーノ=サンドロビッチさん(日本人)が
野田英樹さんのNODA MAPをもじって?(多分)
始めたプロデュース公演です。
ただ芝居の内容はユニット名がパロディにも関わらず
どちらかと言うとおもしろ系ではなく
人間のダークなサイドにフォーカスした作品が多いようです。
今回で3回目で
僕が見たのはこれで2回目なんですが
前回見た時も血なまぐさい話だったような記憶があります。
今回は飛行機事故で生き残った人たちが
南国の離島で助けを待つのですが
外部と連絡もなかなか取れず、また助けがなかなか来ず、
離島という隔離されて環境の中、皆だんだんおかしくなって行く、
という物語でした。
殺伐としたある種の密室劇なんですが
筒井道隆さん演じる國本浩二と池谷のぶえさん演じる坊園煙子
二人の純粋さというか無邪気なところが
作品の血なまぐささにアクセントをつけていました。
特に池谷さんの演じている坊園煙子の
純粋無垢なボケが見事に
作品のシリアスさを破壊していて
池谷さんの演技もさることながら
ケラさんの演出が見事でしたね。
とにかくシリアスな部分と笑いの部分のバランスが絶妙な
ケラさんらしい作品でした。
ただ
一緒に見に行った友達は
ちょうど尼崎の列車事故のことを彷彿させられて
ちょっと引いてしまったようです。
タイムリーといえばタイムリーな内容なんですが
こればっかりは仕方ないですよね。
制作者はそこまで予想できないですもんね。